レンタルサーバを選定する上でバックボーン容量は重要なチェックポイントです。しかし、高容量だからといってどこのネットワークからも快適にアクセスできるとは限りません。それは、ネットワークに論理的な距離が存在するからです。インフォニアのサーバー分散設置サービスは、インフォニア以外のネットワーク上に1つ以上のサーバーを置き、アクセスするユーザーから見て最もレスポンスのよいサーバーに導くことと、万一のサーバートラブル時に、問題のあるサーバーを切り離し、正常動作しているサーバーに接続されるようネットワーク構成を自動変更します。
複数の分散設置されたサーバーから、効率のよいサーバーを決定するアルゴリズムは、RTT,HOP数,予め用意されたデータベースなどから算出可能な項目を総合評価するソフトウエア分散方式と、サーバー負荷や障害の有無などを判定するハードウエア方式(RADWARE社製Web Server Director WSD DS)のいずれかあるいは両方を用いています。
RADWARE社製 WSD DS |
アメリカ(合衆国ワシントン州)と日本に分散設置することで、全米を高速バックボーンでカバーし、国内はインフォニアから情報発信するWWWサーバの分散設置の例です。
上の例では、米国現地法人は米国のサーバーにFTPを行い、国内はインフォニアホスティングサービスの専用サーバにFTPを行うことを想定しているため、どちらのサーバーに転送されても、同期更新を行い、同じ内容になるような機構が組み込まれています。また、異なるOSを使用することで、セキュリティホールに対する攻撃があった場合のリスク分散も考慮されています。